ZEHゼッチ補助金2018年(30年度)
ぼくです。
2017年(平成29年度)のZEHゼッチの補助金75万円に下がりましたね。
「住宅については2020年までに ZEHゼッチを 標準的な新築住宅とすることを目指す。2030年までに新築住宅の平均でZEHゼッチの実現を目指す。」と言っておきながら補助金減額しちゃったら、ZEH申請絶対増えないと思うんですけどね。
補助金75万円への減額のせいか?ZEHゼッチ申請も定員割れの状況のようです。
当初の予定ではこの補助金も、あっても2018年(平成30年度)までとなっているようですので、2020年、2030年に向けてどんな風になっていくんでしょうかね?
ZEHゼッチ仕様や補助金を考える場合に、これで得するとか、これで儲けるという考えだけではどうもうまくいかないようです。
住宅購入時に大きな自腹を切ってでも、先々ローコストで快適に、地球にも優しく生活していくというエコな考え方がまず必要のようです。
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ZEHゼッチに欠かせない太陽光発電について
年度 | 10kw未満(W発電)
余剰買取:10年間 |
10kw未満
余剰買取:10年間 |
10kw以上
全量買取:20年間 |
2012年(平成24年) | 34円 | 42円 | 40円+税(※2) |
2013年(平成25年) | 31円 | 38円 | 36円+税 |
2014年(平成26年) | 30円 | 37円 | 32円+税 |
2015年(平成27年) | 27円(※1) | 33円(※1) | 29円+税 |
2016年(平成28年) | 25円(※1) | 31円(※1) | 24円+税 |
2017年(平成29年) | 25円(※1) | 28円(※1) | 21円+税 |
2018年(平成30年) | 25円(※1) | 26円(※1) | 未定 |
2019年(平成31年) | 24円(※1) | 24円(※1) | 未定 |
2020年(平成32年) | 未定 | 未定 | 未定 |
※1 出力制御対応機器設置義務のある区域において、表記価格がそれぞれ2円多い金額となります。
※2 10kw以上全量買取は外税になります。
ZEHゼッチで重要なエネルギーを「創る」設備ですが、コストや効率を考えると、やはり太陽光発電しかありません。
上記の表は太陽光発電において電力会社に買取ってもらう電力買取り(売電)価格の推移です。
10kW未満の発電設備ではすでに2019年(平成31年)までの価格が決まっています。
それ以外は未定ですが、間違いなく下がっていきます。
ZEHゼッチ仕様の家の場合、下記のどの設備でも搭載可能です。
- 10kW未満(ダブル発電)=余剰買取、買取期間10年間です。太陽光発電とその他の発電システム(ガスや蓄電池等)を組み合わせた形態です。
- 10kW未満=余剰買取、買取期間10年間です。一般的な住宅の屋根にのせるとなると10kW未満が大半です。
- 10kW以上=全量買取か余剰買取を選択できるメリットがあります。(ZEHゼッチ補助金対象は余剰買取のみ)
ちなみに余剰買取制度は自宅で創った電気を自家使用して、残った分を買取ってもらう制度です。
全量買取制度は自宅で創った電気は全て買取ってもらう制度で、毎月の使用電気は今まで同様電力会社から買いますので、電気代は普通に支払います。
また、個人でも住宅でも10kW以上であれば20年間、全量買取が可能です。
住宅用か産業用かという線引きではありません。
余剰買取も全量買取も、使って、余った電気を売るか、全部売って、使う分を買うかの差なんで、電力買取り価格には若干の差はあるものの、それほど大きい差はないようにも思えますが、いやいや、固定買取り期間に大きな差があります。
固定買取り期間後はそれまで同様に買取ってもらえるのか?買取り価格はいくらになるのか?何も約束されていません。
固定買取り期間後は「もう要りませんので買いません」なんてこともありえます。
そうなるとZEHゼッチ仕様の家を建てて補助金をもらうことも魅力ですが、ZEHゼッチはこの際きっぱりあきらめて、10年間⇒20年間の固定価格での電力売電収入もまた、大きな魅力です。
ぼくが素晴らしかったところ
10kW以上=全量買取20年間は大きな魅力です。
が、電力買取り(売電)価格の推移表をみてもらえばわかりますが、10kW未満の価格に比べると10kW以上の価格下落幅は大きいです。
対して、一般的な住宅向けの10kW未満は下げ幅は抑えられています。
だったらやっぱし、ZEHゼッチ補助金もらうほうが得かも♪
なんて思うか...いえいえ、ここでぼくの素晴らしかったのが、家を建てたのが2015年(平成27年)なんですが、なんと!経済産業省の太陽光発電設備の認可を取得していたのが2013年(平成25年)分の36円+税だったんです。
3月の締め切りぎりぎりで認可申請していたんですけど、この時期、新築の「し」の字も考えていなかったし、10kW以上の太陽光パネルなんてどうやって屋根にのせるかなんて全然考えていませんでした。
とりあえず、ゆくゆくは実家か実家の隣には住むことになるだろうし、そうなると、リフォームか建て直しだろうから、太陽光はのせるだろうな。
だったら認可だけでも取っとくか...そんな感じでした。
住宅関連の友達がたまたま、「空いてる土地あるなら今なら太陽光とかいいんじゃね!4月から買取り価格下がるから、今のうちじゃね!」なんて話を聞いて、即効ネットでいろいろ調べて、ぎりぎり認可申請までやってました。
自分のこのときの行動力を褒めてあげたいと思います。(なんせぎりぎりでした)
ぼくの家の太陽光発電の仕様と稼ぎ
で、実際搭載したぼくの家の太陽光発電設備の仕様が以下です。
容量:10.71kw
パワコン:5.5w×2台
システム価格:3,715,200円(税込)
接続負担金:36,030円(税込)
年間予測発電量:11,809kw
売電価格:36円税別(38.88円)
年間予想売電収入 459,134円
単純計算ですが、20年間の売電総収入から初期の設備費用、20年間の自宅での電気使用料金を差し引いても、4,031,450円の純粋な儲けが発生します。
459,134円(年間売電金額)×20年間=9,182,680円(総収入)
9,182,680円-3,751,230円(設備費用)-2,400,000円(20年間自宅使用電気代)=4,031,450円(収益)
20年後の固定買取り期間後は、もしも「買取りなし」となったとしても自家使用することができますし、蓄電池を使用すれば自家使用分をすべてまかなうことも可能です。
「あれ?家の総費用の記事のとこと太陽光発電設備の費用違ってね?」
「第一、ローコストのこのサイズの家に10.71kwもパネルのっけれるか?」
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【え!】ローコスト住宅だって家を建てる総費用ってこんなにかかるん
一戸建てを建てた時のまず最初の反省点ですが、「何しろ知識がな ...
そうです。種明かしは後日記述しますが、ちょっと普通とは違ってます。
まとめ
ぼくがZEHゼッチを諦めた理由は「金」に目がくらんだ為でした。
一般的にZEHゼッチ仕様の住宅にするには300万円前後建物の価格が上がります。
それに、一般家庭の標準的に必要な太陽光発電設備が200万円(6kw)前後追加されます。
ここから補助金125万円(2016年(平成28年)まで)を差し引いても約375万円が純粋に加算される計算になります。
僕が家を建てた2015年(平成27年)分の10kw未満余剰買取:10年間、出力制御対応機器設置義務あり35円で試算してみます。
太陽光発電設備は以下、年間予測発電量を7,500kwとします。
容量:6.00kw
システム価格:2,000,000円(税込)
年間予測発電量:7,500kw
売電価格:35円税込
年間予想売電収入 262,500円
262,500円(年間発電金額)×10年間=2,625,000円(全部売電したとして)
ここから2,000,000(設備費用)-2,400,000円(20年間自宅使用電気代)=おもいっきりマイナス
ZEHゼッチ補助金は貰えませんが、明らかに10kw以上全量買取:20年間のほうが美味しそうですよね。
こんなんでZEHゼッチ諦めました。
国が押してるZEHゼッチ仕様じゃなくなりましたが、まず、努力と忍耐でエネルギーをあまり使わない生活を送り(うちは4人家族にしては電気代少ないほうだと思います)、次に太陽光発電などでエネルギーを創って、自宅で消費するエネルギーは全部それでまかないます。(売って、買ってますが)
創るエネルギーと使うエネルギーの年間収支を概ね(ネット)ゼロにして、さらに住宅ローン返済額もカバーしています。
それが僕の家の新ZEHゼッチ(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス+ローン返済)です。
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2017年これから、太陽光発電を考えている方ならこっちの自家消費型太陽光発電の方が現実的かもしれません。
今なら国の補助金もあって、初期投資も抑えられます。
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